うつ病
症状
- 気分が沈んだ状態が続く
- これまで楽しかったことにも興味や喜びを感じられない
- 集中できない・根気が続かない
- 不安感・焦燥感
上記のような症状が続き、仕事や身の回りのことができなくなります。仕事のストレス・受験の失敗・家族との離別などがきっかけとなることが多いです。
治療法・治療方針
心身の休養をとり、あわせて抗うつ剤の適切な服用により改善することがほとんどです。またカウンセリングにより悩みが整理されたり、会社などへの復帰のアドバイスを受けることができます。
パニック障害(PD)
症状
- 息が苦しくなる
- 動悸・めまいがするなどの発作
- また同じ発作が襲ってくるという不安
治療法・治療方針
抗不安薬とSSRIという薬で薬物治療を行います。パニック発作が起こらなくなれば、それまで避けていた状況や場所に段階的に挑戦する治療を行います。
社会不安障害(SAD)
症状
- 人前で話すときに緊張する
- 人前で文字を書くと緊張して手が震える
- 周囲の視線が気になる
以前はあがり症とされ、性格的なものとされていましたが、
精神力や心がけで改善しない人が多く、現在では1つの疾患として考えられるようになりました。
上記のような症状により、日常生活に大きな支障をきたすようであれば治療が望まれます。
治療法・治療方針
主に脳内の機能異常が原因と考えられており、SSRIや抗不安薬を組み合わせることにより治療を行い、段階的に課題を克服していく行動療法が有効です。
強迫性障害(OCD)
症状
- バカバカしい考えやイメージが頭から離れない
- 清潔への過度なこだわり
- 鍵のかけ忘れなど確認を繰り返してしまう
本人自身、強迫観念や行動が過剰で不合理だと自覚していながら、その行動をやめられないためにスムーズな社会生活を送ることが困難となります。
治療法・治療方針
行動療法により、少しずつ強迫観念を取り除いていきます。その際の不安感を抑える薬を服用することで改善していきます。
統合失調症
症状
- 陽性症状(幻聴や被害妄想、意味不明の言動)
- 陰性症状(意欲低下、とっさの対応ができない、閉じこもり)
幻覚や幻聴に襲われたり、外部からみると理解しづらい奇異な行動をするなど、軽いものから重度のものまで症状は様々です。
治療法・治療方針
妄想や幻覚症状を抑える薬により治療を行います。